【何歳まで働く？】看護師の夜勤は年齢制限がなくずっと現役で働ける

「看護師は夜勤を何歳まで続けるの？」

「実際に夜勤ができなくなってきたのは何歳？」

「夜勤がきつくなってきたから、何歳で夜勤をやめればいいか教えて！」

これらの悩みが解決できる記事です。

結論をお伝えすると、看護師の夜勤には年齢の上限はなく、生涯現役です。

この記事では、実際に何歳までどれくらいの看護師が夜勤をしているのかが分かります。

夜勤がきついと感じているなら対処方法も解説しているので、ぜひ最後まで読んでください。

【結論】看護師は生涯現役で夜勤に年齢の上限はない

看護師が夜勤を何歳まで続けるかについてですが、基本的には年齢に上限はありません。

法律や病院の規則で「この年齢までしか夜勤ができない」と決まりがないからです。

しかし、実際には40歳くらいで夜勤をやめるか、減らす看護師が多いです。

これにはいくつかの理由があります。

とはいえ、全ての看護師が40歳で夜勤をやめるわけではありません。

健康状態や個人の状況によって、60歳を超えても夜勤を続けている人もいます。

重要なのは、自分の体力や健康状態、家族の事情を考えながら、自分に合った働き方を見つけることです。

看護師は夜勤を何歳までできるのか？

看護師は夜勤を何歳までできるのでしょうか？

実際、夜勤は体力や健康に大きな影響を与えるため、年齢と共にその負担が増すことは避けられません。

多くの施設では、60歳を超えると夜勤を免除するケースも増えていますが、具体的な年齢は個々の状況や病院の方針によります。

特に、年齢と共に健康状態の変化も考慮しながら、あなたの状況に合わせて夜勤を何歳までできるか考えるのが重要です。

夜勤の必要性

看護師にとっても患者にとっても夜勤は必要です。

24時間の医療サービスを提供するために、看護師の夜勤は必須です。

夜間でも看護師がいなければ、患者に適切な医療やケアを提供できません。

また、夜勤手当は看護師がもらう給料の10%以上をしめる重要な手当です。

看護師は夜勤という過酷な労働環境の中でスキルアップしながら収入を増やしています。

夜勤の体への影響

夜勤は体に大きな影響を与えます。

夜勤をすると、生活リズムが乱れて、体に負担がかかります。

結果として、生活リズムが乱れ、睡眠の質も低下し疲労回復が回復しない、体重増加など体に影響が出ます。

夜勤を続けていくためには生活リズムの乱れを最小限に抑えましょう。

仮眠を有効活用すれば、夜勤が及ぼす体への影響を最小限にできます。

夜勤の疲労と年齢の関係

夜勤による疲労は年齢とともに増加します。

若いうちは体力があり、多少の無理も効きますよね。

しかし、30代を過ぎると体力が低下し、疲れが抜けにくくなります。

たとえば、20代の時は夜勤明けでも遊びに行っていたり、寝たらすぐに回復していました。

でも、30代後半になると、夜勤明けで遊びに行こうという元気はありません。

寝ても疲れが取れにくく、寝すぎると夜はぜんぜん眠れません。

多くの看護師が年齢を重ねるにつれて夜勤を減らすか、やめることを考え始めます。

こうした対策を取ることで、体への負担を減らし、長く健康に働き続けられます。

看護師の年齢別夜勤の実態

夜勤をしている看護師は、20歳代から60歳以上まで年齢層がとても広いです。

看護師は生涯にわたって働ける職種ですが、夜勤は肉体的な負担が大きい働き方です。

年齢別の夜勤状況と実際に私が夜勤をしていた時の状況を解説します。

年齢別夜勤の状況

看護師の年齢によって、夜勤の状況や感じ方は大きく変わります。

若い看護師と年配の看護師では、夜勤に対する体力や意識が異なります。

ここでは、20歳〜60歳以上の看護師がどれくらい夜勤で働いているか紹介しましょう。

【年齢別夜勤の状況】

/	職場に夜勤がない 夜勤をしていない	2交替夜勤 3交替夜勤 夜勤専従 その他の夜勤体制
20歳〜 29歳	13.5%	80.8%
30歳〜 39歳	28%	64.5%
40歳〜 49歳	28.8%	56.4%
50歳〜 59歳	40.7%	38.8%
60歳以上	72%	18.7%

20歳〜29歳の看護師

20代の看護師は体力があり、夜勤にも比較的慣れやすいです。

この年代の看護師は夜勤をこなすことで経験を積み、スキルアップを目指します。

また、収入を増やすために積極的に夜勤をしている看護師が多いです。

30歳〜39歳の看護師

30代になると、体力の低下や家庭の事情が夜勤に影響を与え始めます。

この年代は、夜勤の頻度を減らしたり、夜勤のない部署に異動を考え始めたりする看護師が多いです。

40歳〜49歳の看護師

40代の看護師は、体力的な限界を感じ機会が増えます。

このため、夜勤をやめるか、減らそうか真剣に考え始めます。

多くの看護師がキャリアアップで日勤のみの勤務に移行したり、夜勤のない職場を選ぶようになります。

50歳〜59歳の看護師

50代以上になると、夜勤をしている人は38.8%です。

この年代では、体力の低下だけでなく、健康上の問題も増えてきます。

夜勤の負担を避けるために、40%以上の看護師が夜勤をしていません。

60歳以上の看護師

60歳以上になると、夜勤をしている看護師は18.7%です。

私の年齢別夜勤に対する取り組み

私は現在46歳で、夜勤は38歳で辞めました。

私の夜勤に対する取り組みを年齢ごとに振り返ってみます。

20代の頃

20代の頃は、夜勤がそれほど苦ではありませんでした。

体力もあり、夜勤明けで遊びに行っても寝ればすぐに回復できました。

この頃は、夜勤を経験しながら多くのスキルを身につけられました。

30代前半

30歳を過ぎた頃から、夜勤明けの疲労が取れにくくなりました。

それでもまだ体力がありましたし、夜勤をしないとローンの支払いなど生活費が足りなかったので、夜勤を続けていました。

家族との時間も大切にしながら、夜勤をこなしていましたが、夜勤のリズムに家族を巻き込んでいた事を後悔しています。

30代後半

35歳をすぎると、夜勤がしんどく感じるようになりました。

夜勤明けの疲れが抜けず、体力的にも厳しい状況です。

異動により38歳で夜勤を辞められたのはラッキーでした。

夜勤手当がなくなり収入は減りましたが、人間らしい生活ができるようになったと感じています。

夜勤がきつくなってきた時の対処方法

夜勤が続くと次第に身体と心に負担がかかり、きつく感じる機会が増えてきます。

特に30歳を超えると、疲労が回復しにくくなることを実感する方も多いでしょう。

そのような時は、自分なりの対処法を見つけ、必要なサポートを受けるのが重要です。

ここでは、夜勤がきつくなった時の具体的な対処方法についていくつか紹介します。

夜勤の疲労を軽減する方法

夜勤の疲労を軽減するには、いくつかの方法があります。

一番のおすすめは仮眠の有効活用です。

たとえば、夜勤中に15分程度の仮眠を取れば、疲労感が軽減され、集中力が向上します。

仮眠はパワーナップとも呼ばれ、短時間で深い眠りに入ることで脳がリフレッシュされます。

また、夜勤前にしっかりとした休息を取ることも重要です。

夜勤の前に少なくとも30分以上の仮眠ができれば、夜勤中のパフォーマンスが向上します。

休息とリフレッシュの重要性

夜勤明けにはしっかりと休息を取り、リフレッシュが重要です。

しかし、夜勤明けで寝たいだけ寝るのはおすすめしません。

たとえば、夜勤明けで帰宅したら3時間程度仮眠を取り、夜しっかり眠るほうが質の高い睡眠を確保できます。

あなたがリラックスできる活動を行うことで、精神的な疲労も軽減されます。

夜勤のスケジュール管理

夜勤のスケジュールをしっかりと管理できると、疲労の軽減になります。

まず、連続して夜勤を入れないように調整しましょう。

連続した夜勤は体に大きな負担をかけるため、できるだけ避けるようにします。

たとえば、夜勤の前日は夜ふかししないとか、休みの日も遅くまでダラダラ寝ないなど、体のリズムを整えましょう。

さらに、シフト表を見ながら計画的に休息日を設けるのも大切です。

事前にスケジュールを確認し、無理のない働き方を心がけましょう。

サポート体制の充実

夜勤を乗り越えるためには、家族や同僚のサポートが欠かせません。

たとえば、夜勤前や夜勤明けには家事を手伝ってもらったり、子供の世話をお願いしたりできると、仮眠時間を確保できます。

また、職場の同僚と情報を共有し、お互いにサポートし合うのも大切です。

これらができると、負担の軽減につながります。

夜勤がやめられない時の対策

夜勤がやめられない状況は、多くの看護師が直面する問題です。

その理由は、夜勤をやめても生活費が足りるかどうか、お金の問題があるからです。

ここでは、夜勤がやめられない時の対策について解説します。

家計を見直して節約する

夜勤手当がなくなって困るなら、その分を家計の見直しで節約してみましょう。

固定費を見直して無駄な支出を減らせば、夜勤手当の分だけ収入が減っても生活に及ぼす影響を小さくできます。

具体的には、不要な保険を解約したり、スマホ代を見直したりで毎月数万円節約できます。

夜勤手当がなくなると生活が困るなら転職する

夜勤手当が生活に欠かせないなら、節約だけでは夜勤をやめるのが難しいですよね。

しかし、転職すれば、夜勤をしなくても収入を安定させられます。

夜勤なしでも美容系のクリニックや精神科領域の訪問看護ステーションなど、ほかにも高給与の職場があります。

看護師転職サイトを活用すれば、あなたの希望する給料に合わせて職場を探せますよ。

転職先を探すなら看護師転職サイトを活用

転職の経験がなかったり、転職で失敗できない理由があったりする看護師は、看護師転職サイトを使いましょう。

看護師転職サイトが上手に活用できるかが、転職で失敗しないカギになります。

看護師転職サイトを上手に活用する3つのコツ

まとめ 看護師の夜勤には年齢制限がないので続けるのはあなた次第

この記事では、看護師が夜勤を何歳まで続けるのかについて解説しました。

看護師の夜勤に年齢の上限はなく、生涯現役で夜勤もできます。

でも、60歳になって夜勤をしている自分の姿って想像したくないですよね。

夜勤は体力的にも精神的にもきつい働き方なので、あなたの体調に合わせて働き方改革をしましょう。

最後に、看護師が夜勤を何歳まで続けるのかについてもう一度おさらいします。

夜勤は24時間の医療サービスを提供するだけでなく、看護師が給料を増やすため、スキルアップするためには重要な働き方です。

年齢だけでなく、夜勤が向いていないと感じているなら体調を悪くする前に夜勤をやめるか、夜勤のない職場に転職しちゃいましょう。

夜勤ができなくても看護師はできますよ！

最後までお読み頂きありがとうございました。

看護師が夜勤を何歳まで続けるのかに関するよくあるQ&A