【回数じゃない!】看護師が夜勤で給料を増やすための重要なポイント

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「夜勤手当は1回いくら?」

「夜勤をすれば看護師の給料は増えるの?」

「看護師が夜勤をしてもらえる給料の手取りを教えて!」

これらの悩みが解決できる記事です。

結論からいうと、ただ夜勤しても給料は増えません

夜勤手当には格差があります。

夜勤手当が平均よりも安いところで働いていると、回数を増やしても給料は効率よく増やせません。

この記事では、看護師が夜勤をしてもらえる給料を増やすにはどうすればよいかが分かります。

夜勤手当だけでなく、基本給も高くないと給料は増えないので、効率よく稼ぎたいなら看護師転職サイトの活用を考えましょう。

★この記事でわかること
  • 看護師が夜勤を6回した時にもらえる給料は勤続10年で平均349,411円
  • 支給額からは税金や社会保険料などが最低2割は天引きされる
  • 2交替と3交替の1回あたりの夜勤手当
  • 夜勤回数を増やす時は、2交替のほうが生活リズムは乱れにくい
目次

看護師が夜勤を6回した時にもらえる給料

看護師が夜勤を6回した時にもらえる給料

2交替の夜勤を6回した時の平均的な給料は349,411円(勤続10年)です。

もらえる給料は「基本給 + 夜勤回数6回 × 夜勤手当 + 諸手当」で計算できます。

2交替と3交替の夜勤では、同じ6回でも貰える給料はぜんぜん違うので比較してみましょう!

2交替と3交替で給料を比較

夜勤を6回した時にもらえる給料は、2交替と3交替で大きな差があります。

【2交替と3交替で夜勤を6回した時の比較】

2交替3交替
夜勤を6回した平均給料349,411円317,242円
差額32,169円
看護師の平均基本給は、2023年病院看護実態調査報告書より、勤続10年で247,629円
夜勤手当は相場をもとに計算
3交替は準夜勤3回、深夜勤3回で計算

同じ夜勤6回でも2交替は3交替の12回分をと同じくらいの給料です。

同じくらいの給料でも、3交替の夜勤を12回するよりも、2交替を6回するほうが生活は乱れにくいよ!

夜勤のシフトパターン

2交替と3交替の比較図

2交替勤務は日勤と夜勤しかないので、夜勤の時間は長いですが、生活のリズムは乱れにくい特徴があります。

3交替勤務だと、勤務時間は短いですがシフトはコロコロ変わるので、生活が乱れやすいです。

【いくら?】看護師が夜勤をしてもらえる手取りの給料

【いくら?】看護師が夜勤をしてもらえる手取りの給料

看護師が夜勤をして給料の支給額を増やしても、支給額がまるまる貰える訳ではありません。

たとえば、手取りで30万円ほしいなら、必要な月給は37万9,000円です

支給額と手取り額の差額が大きいので、天引きされる内容についてしっかり押さえておきましょう。

天引きされる税金と社会保険料が大きい

総支給額から税金と社会保険料が天引きされて手取り額となります。

  • 税金:所得税、住民税
  • 社会保険料:健康保険料、厚生年金保険料、介護保険料(40歳以上)、雇用保険料(公務員はない)

手取り額の割合は、総支給額や扶養家族の人数によって違いますが、最低2割は税金と社会保険料に取られます。

年収500万円の人は、税金と社会保険料で最低100万円も取られてしまうんだね…

ボーナスと夜勤手当の関係

ボーナスは基本給に支給月数を乗じて計算します。

夜勤手当は手当であり、基本給には含まれません。

たとえば、夜勤はどれだけ頑張っても、基本給に差があるともらえるボーナスは少なくなります。

夜勤は2交替で1回1万円毎月の支給額ボーナス3か月分年収
基本給20万円で夜勤回数6回26万円60万円372万円
基本給25万円で夜勤回数3回28万円75万円411万円

基本給が5万円違うと、夜勤回数を2倍頑張っても毎月の支給額も年収も勝てません。

知ってますか?看護師が1回の夜勤でもらえる夜勤手当

知ってますか?看護師が1回の夜勤でもらえる夜勤手当

夜勤手当の平均は、2交替:11,368円、3交替:準夜勤4,234円、深夜勤5,199円です。

本来、夜勤をするともらえる手当は2種類あります。

  • 夜勤手当:夜勤をしてもらえる手当
    • 例:夜勤手当、夜間看護手当
  • 深夜割増賃金:深夜の時間に働いたらもらえる賃金
    • 例:深夜割増賃金、夜間勤務手当

それぞれ特性があるので違いを解説します。

夜勤手当の基本情報

夜勤をしてもらえる夜勤手当と深夜割増賃金は支給の基準が大きく違います。

支給基準の違い
  • 夜勤手当:施設が独自に手当額を設定できる
  • 深夜割増賃金:労働基準法で支給の基準が決まっている

夜勤手当は、施設が独自に設定できるため、設置基準や都道府県、病床数などで格差があります。

深夜割増賃金は、支給が義務付けられているので、夜勤手当の中に含めている施設もあります。

夜勤手当の平均も深夜割増賃金の区別がなくなっているので、もらっている夜勤手当が適切な金額かどうか判断が難しい状況です。

地域別の夜勤手当

夜勤手当には格差があり、もっとも格差が大きいのは設置主体別の2交替で7,164円です。

【設置主体別】夜勤手当の差額

最低金額最高金額差額
準夜勤2,172円5,310円3,138円
深夜勤3,640円7,000円3,360円
夜勤5,600円12,764円7,164円
2023 年 病院看護実態調査 報告書より設置主体・3交替制・2交替制勤務(平日1回あたり)夜勤手当を引用して作成

1回の夜勤で7,000円以上違うと、夜勤をしてもぜんぜん給料は増えないね…

看護師が夜勤で給料を増やす方法

看護師が夜勤で給料を増やす方法

看護師が給料を増やすもっとも簡単な働き方が夜勤です。

夜勤でさらに給料を増やすには2つの方法があります。

  • 夜勤回数を増やす
  • 夜勤手当が高い職場で働く

もらえる給料をシミュレーションしながら解説します。

夜勤回数を増やす

夜勤回数を増やせばもらえる給料は確実に増えます。

この仕組みは多くの看護師にとって重要なポイントであり、夜勤回数は実際の手取り額に大きな影響を与えます。

1か月の夜勤回数(夜勤手当)
2交替4回(4万円)6回(6万円)
3交替8回(3万6千円)10回(4万5千円)
※2交替:夜勤手当1回1万円
※3交替:夜勤手当:準夜勤1回4千円、深夜勤1回5千円

2交替の夜勤では、月に2回夜勤を増やせば、毎月2万円、年間24万円給料を増やせます。

夜勤の回数を増やすのは、看護師が給料を増やすための直接的かつ効果的な方法です。

夜勤手当の高い職場で働く

夜勤で給料を増やしたいなら、夜勤手当の高い職場を選ぶのが非常に重要です。

夜勤手当は職場によって格差が大きいので、直接的に収入に影響します。

2交替夜勤の比較
夜勤手当1万円1万2千円
夜勤回数4回4万円4万8千円
夜勤回数6回6万円7万2千円

夜勤手当の高い職場を選べば、同じ夜勤回数でもより多くの収入を得られます。

夜勤で給料を増やしたいと考えるなら、夜勤手当の高い職場を選ぶのが賢明な選択です。

夜勤回数を増やした時のデメリット

夜勤回数を増やした時のデメリット

夜勤は給料を増やすもっとも簡単な方法の一つです。

しかし、夜勤回数を増やすと生活リズムが乱れ家庭やプライベートにも大きな影響を及ぼす可能性があります。

特に3交替の夜勤では、シフトが頻繁に変わるため、生活リズムが乱れやすく、家庭やプライベートにも影響が出ます

夜勤を増やす時はデメリットを知っておけば、対処できるので詳しく解説しますね。

生活のリズムが乱れる

夜勤回数が増えると、特に3交替の夜勤では生活のリズムが乱れやすくなります。

3交替の夜勤は、勤務時間が短いサイクルで変わります。

次の夜勤までの時間間隔が短く、体内時計を整える時間がありません。

生活リズムの乱れた状態が続き、疲労や睡眠不足が慢性化しやすいです。

2交替の夜勤では、勤務サイクルが比較的長く、休息時間も確保しやすいため、生活リズムの乱れをある程度抑えられます。

夜勤回数を増やして給料を稼ぎたいと考えるなら、生活リズムを整えるためには2交替の夜勤を選びましょう。

生活リズムの維持と収入増加のバランスを取りながら、夜勤の働き方を選ぶことが大切です。

家庭やプライベートとの両立が難しい

夜勤回数を増やすと、家庭やプライベートとの両立が難しくなります。

夜勤は、通常の生活リズムと大きく異なるため、体内時計が乱れやすく、十分な休息を取る必要があります。

夜勤前の準備や夜勤明けの疲労回復には仮眠が欠かせません。

仮眠時間が増えると、家族との時間やプライベートな活動に使える時間が減ってしまうんだよね…

また、生活リズムが乱れることで、休日でも疲れが取れず、外出や家族サービスが難しくなります。

家庭やプライベートとの両立を考えて夜勤を増やす理想

  • 2交替で夜勤回数は週1回程度
  • 月に6回程度が上限

2交替制の夜勤を選べば、生活リズムを比較的安定させ、家族やプライベートな時間を確保しやすくなります。

夜勤の回数を増やして得られる収入増加と、生活リズムや家庭とのバランスをどのように取るかが重要です。

あなたの健康と家族の幸福を考慮しながら、適切な夜勤回数を選びましょう。

効率よく夜勤で給料を増やすには夜勤手当の高い職場へ転職

効率よく夜勤で給料を増やすには夜勤手当の高い職場へ転職

効率よく夜勤で稼ぎたいなら、夜勤手当が高い職場で働きましょう。

夜勤手当が高い職場を選べば、同じ労働時間でもより多くの収入を得られます。

夜勤手当の高い職場を見つけるためには、看護師転職サイトを利用しましょう。

転職サイトを利用すれば、詳細な労働環境や手当の比較が容易になり、自分に最適な職場を見つけられます。

看護師転職サイトとは

看護師転職サイトとは、看護師が転職活動をする時に利用できる専門のオンラインサービスです。

病院やクリニック、介護施設など、様々な医療機関からの求人情報が掲載されています。

あなたの希望する職場に転職するため、転職のプロである担当者から情報提供や必要なサポートをしてもらえるのが魅力です。

受けられる主なサービス内容

看護師転職サイトで受けられる主なサービスは次の通りです。

看護師転職サイトで受けられるサービス
  • 看護師が転職サイトに登録したら、転職時期や求人条件、希望などをヒヤリング
  • 転職希望に応じた求人の情報提供
  • 履歴書などの書類添削
  • 面接の日程調整、対策、同行
  • 内定後の雇用条件の交渉、内定辞退の代行
  • 入職に関する手続き支援
  • 今の勤務先の円満退職に関するアドバイス
  • 入職後のアフターフォロー

看護師転職サイトを活用するメリット

看護師転職サイトを活用するメリットは次の通りです。

看護師転職サイトを活用するメリット
  • 希望条件にあった勤務先が効率よく見つかる
  • 非公開の求人を紹介してくれる
  • 施設の内部情報を教えてもらえる
  • 待遇など相談しにくいことも交渉してもらえる
  • 履歴書や職務経歴書の添削、面接練習もしてくれる
  • 今の職場で働きながら転職活動ができる

看護師転職サイトを活用すると、あなたの希望する条件に合った職場が見つかります。

内部情報を教えてもらえたり、待遇などの条件交渉もしてくれるので、転職に失敗するリスクも減ります。

必要書類の添削や面接練習など転職に関するサポートがあるので、転職が初めての人や面接が苦手な人でも心配ありません。

看護師転職サイトを使うデメリット

看護師転職サイトを使うデメリットは次のようになっています。

看護師転職サイトを使うデメリット
  • サイトごとに電話面談がある
  • 希望と違う転職先を紹介される
  • しつこく電話連絡してくるサイトもある
  • 担当者と合わないこともある
  • 転職先によっては転職サイトを使っていないところもある

看護師転職サイトを使っていない施設に転職したい時は、直接面接を申し込む必要があります。

転職したい施設の内部情報を教えてもらうなど、転職サイトを上手に活用しましょう。

おすすめの看護師転職サイトは、あなたに寄り添った対応をしてくれます。

担当と合わない場合も、イヤな顔せずにすぐ交替してくれますよ!

転職サイトを上手に活用する3つのコツ

転職サイトを上手に活用するコツは次の3つです。

転職サイトを上手に活用するコツ
  • 2〜3つの転職サイトに登録する
  • 働きながら転職活動をする
  • 担当が合わなければ交代してもらう

この3つのコツを押さえておけば、転職で失敗したと後悔しません

2〜3つの転職サイトに登録する

転職サイトは2〜3つ登録しましょう。

複数登録する理由は次の3つです。

複数登録する理由
  • 取り扱っている非公開求人が違う
  • 転職サイトによって得意な分野がある
  • あなたの条件に合った職場を見つける確率が上がる

複数登録すると、最初の電話面談の対応がすごく面倒です。

でも、複数登録すれば、取り扱う求人数も増え、希望条件の職場が見つかる確率は上がります。

最初の電話面談は面倒ですが、2〜3つの転職サイトに登録して転職活動をしましょう。

働きながら転職活動をする

転職活動は働きながらしましょう。

早め早めに行動すれば、希望条件の職場を探す時間が増えます。

すぐに働かないといけない状況で転職活動すると、職場選びに妥協して後悔します

転職するなら、今の職場で働きながら転職活動に取り組み、希望条件の職場をじっくり探しましょう

担当が合わなければ交代してもらう

染色サイトに登録しても、担当してくれる人との相性が良いかどうかは分かりません。

残念ながら、希望する条件以外の職場を勧めてきたり、担当者の考えを押し付けたりする人もいます。

でも、転職サイトの担当者は、希望すれば交代してもらえます。

交代してもらうメリット
  • 転職サイトに登録し直さなくて良い
  • 転職活動の効率が上がる

担当者があなたの考えと合わないと感じたなら、まず交代してもらいましょう。

担当の交替もLINEでお願いできますよ!

看護師が夜勤で給料を増やすなら基本給と夜勤手当が高い職場を選ぶ

この記事では、看護師が夜勤をしてもらえる給料について解説しました。

夜勤で効率よく稼ぐためには、夜勤手当だけでなく、基本給も高い職場を選ぶ必要があります。

夜勤手当の相場を知って、もらっている夜勤手当が安いなら、看護師転職サイトに登録して転職活動をしましょう。

最後に看護師が夜勤で給料を増やすポイントについておさらいしましょう。

  • 夜勤を6回した時にもらえる給料は2交替のほうが多い
  • もらえる給料からは税金や社会保険料が最低2割は天引きされる
  • 基本給が少ないともらえるボーナスは少ない
  • 夜勤手当に支給基準はなく、施設によって格差がある
  • 看護師が夜勤で給料を増やす方法は、夜勤回数を増やすか夜勤手当の高い職場で働く
  • 夜勤回数を増やすなら2交替のほうが生活は乱れにくい

看護師が夜勤で給料を増やそうとして、体調を崩したり、家庭やプライベートとの両立が難しくならないように、看護師転職サイトを上手に活用してください。

家族との時間を大切にしながら、効率よく給料を増やしましょう!

最後までお読み頂きありがとうございました。

看護師の夜勤でもらえる給料に関するよくあるQ&A

夜勤手当は1回いくら?

看護師の夜勤手当の相場は、2交替で1回11,368円、3交替では準夜勤4,234円、深夜勤5,199円です。ただし、病院や地域によって大きく異なるため、転職時には夜勤手当の詳細を確認することが重要です。

夜勤をすれば看護師の給料は増えるの?

夜勤をすれば給料は増えますが、夜勤手当の相場よりも低い職場では効率よく稼ぐことが難しくなります。また、基本給が低いとボーナスも少なくなるため、夜勤手当と基本給の両方が高い職場を選ぶことが重要です。

看護師が夜勤をしてもらえる給料の手取りを教えて!

看護師が夜勤を6回した場合、勤続10年での平均支給額は2交替で349,411円、3交替で317,242円です。しかし、税金や社会保険料が最低2割ほど引かれるため、実際の手取り額はこれより少なくなります。手取りを増やすには、夜勤手当が高い職場を選ぶことが大切です。

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